令和5年度 理事長あいさつ

 

ごあいさつ

 

令和5年度、長崎県支部の活動も、6月の総会にてご承認いただき、新たなスタートを切ることができました。

今から1年前、令和4年度は、第28回九州沖縄地区研修会(11月)が長崎県での実施が決まっており、コロナ禍にあって、従来の対面方式ができるのか否か、早急に結論を出し、県内外へ周知しなければならない時期でありました。何度も理事会(オンライン会議)を開き議論を重ねましたが、年度当初の段階で半年先(11月)のコロナの感染状況などまったく予測がつきませんでしたが、理事の皆さんの意見を総合的に勘案して、「オンライン方式」での実施と決定いたしました。理事全員でそれぞれが役割を分担し、試行錯誤の船出ではありましたが、チーム一丸となって大会成功を目指して動き出しましたのが、ちょうど1年前のことです。

理事の皆さんは、それぞれに大事な仕事を持ちながら、この長崎県支部の運営に携わってくれました。本当に頭の下がる思いです。おかげで、この1年、荒波の航海を無事に終わらせることができましたのも、会員の皆様の参加協力はもちろんですが、全理事総力を挙げての成果と自負しております。頼もしい仲間たちです。県教委、県校長会等、関係の皆様には、この場を借りまして、改めて感謝申し上げます。

さらに特筆すべきことは、令和4年度に、この九州沖縄地区研修会という大きな行事を進めながら、この1年で、新たに二つの新規事業をたちあげ軌道に乗せることができました。それは、支部HP(ホームページ)の開設と事例研究会「子どもに寄り添う研修会」の発足です。

HPは、会員の皆様に県内外の研修会や事例研究会の申込がオンラインで可能となり、会員の参加手続き等が簡素化されました。また、本県支部の理事の人となりを紹介するコーナー「理事のつぶやき」を新設しました。どなたでも閲覧可能で、県外からも有り難い反響をいただいています。

そして、事例研究会は、年2回の定例支部研修会(8月、2月)が学びの場であるならば、事例研究会は、学びを深める場、仲間のつながりが広がる場として企画しました。会の性質上、定員に限りはありますが、参加者が主体的に参加できるよう内容を工夫して参ります。うれしいことに、この活動は昨年11月、日本学校教育相談学会本部の機関紙に紹介されました。なお、8月の第1回支部研修会(対面)の案内中です。どうぞ今年度も、会員の皆様と再会できることを楽しみにしております。

この一年、皆様にとりまして、本会活動で共に学んだ「カウンセリング・マインド」を、それぞれの職場に生かしてもらえればと切に願います。

今年度もよろしくお願い申し上げます。

 

 

      令和5年7月吉日     日本学校教育相談学会 長崎県支部理事長 松永 博幸

令和4年度 理事長あいさつ

        新年度のごあいさつ  (令和4年度)

 

令和4年度がはじまりました。この2年間、私たち学校教育相談学会長崎県支部の年2回の定例研修会は、毎回事務局や各担当理事が、適切な講師の選定・了承を得、実施要項の作成、本会員への案内送付、集約、等々の準備を遅滞なく進めて参りましたが、ぎりぎりの判断で余儀なく「中止」の決定をせざるを得ない事態が繰り返されました。令和2年度、3年度の2年間すべてです。一度も開かれなかった研修会ではありましたが、各担当理事は、会員の皆さんに何とか研修の場を提供できればと、水面下の準備を進めてくれました。「徒労」という言葉は好きではありませんが、理事の皆さんは、誰一人「徒労?に終わった」と嘆くどころか、「仕方ありませんね。コロナには勝てませんね・・」と、気持ちを入れ替えて、次の研修会こそと今も、準備を進めています。

この組織は、ボランティアです。無報酬どころか、会員の皆さんと同じく、毎年、本部へ会費(正会員の場合)を納めます。現職が多い理事さんたちですが、通常の業務の上に、時間を見つけて、支部研修会の担当や事例研修会(子どもに寄り添う研修会)、支部ホームページ開設・運営等を担ってくれています。本当に頭が下がります。

私ども支部理事会は、本県における「学校教育相談」の普及、活用、発展を願って、会員のみなさんと共に、目の前にいる子どもたちの心に少しでも寄り添い、どのような支援ができるのか理論や実践を学びあう場を提供したいと考えております。

新年度になり、「今年度こそは・・」と心機一転、あらたな計画を練っています。会員のみなさん方には、組織や運営等、表に見えにくかった分、不安等もおありであったでしょうが、このような思いで、長崎県支部研修会や全国規模の研修会等ホームページ等で随時ご案内いたしますので、もうしばらくお待ちいただき、開催が叶った暁には、ぜひご参加いただければと願っております。

 今年度は、第1回支部研修会(820日)と、第28回九州沖縄地区研修会「長崎大会」(1112日-13日)を計画しています。詳細は、後日ご案内しますが、現場主義にたって、会員のみなさま方が、このテーマを聞いてみたかったと思ってもらえるような内容を提供すべく、担当理事がチームで準備を進めています。

 今年度、それぞれの学校で、子どもたちの笑顔が一つでもたくさん見られますことを祈り、令和4年度初めのご挨拶といたします。

 

令和44

 

      日本学校教育相談学会 長崎県支部理事長 松永博幸

理事長挨拶

日本学校教育相談学会 長崎県支部理事長就任のご挨拶

2021(令和3)年度の総会におきまして、本学会長崎県支部理事長をご承認いただきました。ここに、改めてご報告とご挨拶を申し上げます。

私にとりましては、大変な重責ではございますが、理事の皆様をはじめとする会員の皆様の心強い存在と励ましに支えられながら、微力ではありますが、奮闘努力いたす所存です。なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

さて、まだまだ終息の目途も見通せない新型コロナウィルスの猛威。教育界も例外なく、様々な試練が襲いかかる中に、それぞれの学校では、先生方がありとあらゆる知恵や工夫を駆使され、子どもたちの夢と希望を未来に向けて指し示しておられることに、心より敬意を表しているところであります。

本県支部は、日本学校教育相談学会(本部)会員(正会員)49名、うち学校カウンセラー(本部認定)11名(R2/4月現在)、長崎県支部会員(準会員)141名(同)で構成しています。しかしながら、本県支部の活動は、昨年度、残念ながら自粛せざるを得ず、1年が過ぎてしまいました。そして今年度、コロナ禍の状況は依然として厳しい中ではありましたが、理事有志の力を借りて、4月に臨時理事会を開催し、支部研修会等、目に見える活動ができないか、「前を向いて取り組もうという意志」を共有できましたことが、何よりの収穫でありました。

今現在も、学校現場の先生方の課題は多岐にわたっています。例えば、ネット依存・不登校・いじめ・自殺・非行・学級崩壊に至る大きな問題はもちろんのこと、発達障害のある子への適切な支援など、日常の児童・生徒の指導・支援も従来の方法では対応が困難になってきているのが現状です。

本学会の取り組みとしましては、これらの諸課題をどうやって乗り越えるかの大命題として中心に据えているのが、カウンセリングや生徒指導の方法を学校教育活動の中に取り入れることであります。これらの手法を用いると、個々の児童生徒が生き生きとした生活を実現できるように援助することができると考えています。さらに,学級経営などで悩む先生方には,明るい展望を開いていく「支え合う学級集団づくり」の研修も積極的に取り入れていきます。

また、今年度からは、会員相互の親睦や研修を図る取り組みとして、県内に会場を分けて(県北、県央、県南、他)、実践事例研修会「子どもの心に寄り添う研修会」を開催できればと考えています。

このような研修を通して、学校教育相談体制づくりへの支援,教育相談コーディネーターの育成及び資質・能力の向上,学校カウンセラー・ガイダンスカウンセラーの育成及び資質・能力の向上を目指します。

私たちは、誰でも手軽に使えるカウンセリング・生徒指導の方法という視点で、カウンセリング・生徒指導の研修会等の活動を行っています。日本学校教育相談学会長崎県支部で共に学ぶ私たち会員同士、互いに助け合い,支え合っていきたいと考えています。会員の皆様には、これまで以上に本学会県支部会へのご理解とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

 

       

        2021(令和3)年 8月  日本学校教育相談学会長崎県支部理事長 松永 博幸